モテ期がきたからビッチになろうとおもったけどビッチになりきれなかった話。
20代前半の頃のお話。
私にはビッチな友人が何人かいた。
ここでいうビッチは「彼氏がいるのに他の男とも性行為をしている人」を指す。
私は彼女たちのビッチ話を面白おかしく聞いてた。
モテモテ経験のない私は、そういう場面に出くわしたら自分もすんなり受け入れるのかなーと呑気に構えてた。
そして、平安時代だったらモテるのでは?みたいな顔の私にもモテ期がきた。
- Aくん(趣味つながりで出会う。フツメン大学生)
- Bくん(Aくんのお友達。イケメンニート)
- Cくん(友人から紹介された年下フツメン社会人)
- Dくん(高校の同級生フツメン社会人)
それぞれからちょこちょこ連絡がきてた。
この頃は携帯の充電がすぐ無くなったわー(ミサワ顔
Aくんは私の中で1番気になっていたものの、好きなのかそうでないのかよくわからない態度をとられてて様子見してた。連絡はほぼ毎日で、月2くらいで会ってた。
Bくんは見た目高スペックだったがニートのオタクで、お金無さそうだったからこちらからはノータッチだった(奢ってもらうとかではなく割り勘で食事すら可哀想とおもった)が、たまに連絡がきて誘われるので月1くらいのペースで飲みに行ってた。ちゃんと支払ってたけど大丈夫だったのかな…
Cくんは毎日のようにくだらないメールがきてそこそこ楽しかったものの、異性として見れず弟分の扱いだった。
Dくんは全然連絡とっていなかったが、何かキッカケで(忘れた)メールを2〜3日に1度くらいのペースでしてた。他愛もない内容だった。
...
約3カ月後、Bくん、Cくんはフェードアウト。
連日いろんな人と連絡取り合うのもしんどかったので、こちらから接触することは無かった。
Bくんは仕事を始めたらしく激務、Cくんは「コイツ女なら誰でもいいんじゃね?」とおもい他の女の子紹介したらあっさり付き合い始めたという理由。
Aくん、その頃には好意的な態度をとりはじめたので、お付き合い秒読み状態だった。
そしてDくん、なかなか都合がつかず会えなかったものの、お互いのスケジュールをすりあわせて1ヶ月前からアポとられデートすることになった。
が、Dくんとデートする数日前にAくんとお付き合いを始めてしまったワタクシ。
普通なら彼氏ができた時点で丁重にお断りするなり、断らずとも彼氏ができた報告はするべきだろう。
当時の私はそんな考えなんて微塵もなかった。アホである。
あくまで「彼氏できたけど友達と遊ぶだけだしぃ〜」のスタンス。あぁ、過去に戻れるなら自分を殴りたい。
...
そしてDくんとのデート。高校卒業以来会っていなかったが、そこそこオシャレな青年に変貌していた。好みではなかったが。
ショッピング→食事→カラオケ と無難なコースを辿る(車出してくれたので酒無し)
もう、Dくんのこと見てられなかった。
私と会った瞬間汗だらだらで頬赤い。ちなみに3月のまだ寒い時期である。
あれ?これってガチで私のこと好いてるんじゃね?とおもい始めたら、彼氏できたばかりで浮かれてる自分に罪悪感がわいた。
ごめんごめん本当にごめんDくん。
その日は適当に切り上げた。
後日、メールで告白されたものの彼氏ができたことを理由にお断りした。(まだ報告してなかった私の馬鹿!!)
...
ビッチな友人たちはすごい。私はデートしただけで罪悪感いっぱいだったので、金輪際異性に思わせぶりな態度をとらないと誓った。
ちなみにDくんは現在結婚しているらしい。よかった。本当によかった。
ゾンビッチはビッチに含まれますか?(1) (ガンガンコミックスJOKER)
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