小娘だった頃、忘年会に参加したときの話。
気付いたら職場の忘年会幹事6年目だった僕の話 - 見たまま感じたままに
読んだ。私は今までの職種柄、こういった会社の忘年会幹事をしたことはないけれど、面倒な目にあったことを思い出したのでここに書き記す。今の今まで忘れてた。
まだ20歳学生の頃。アルバイト先が上記の会社のような、典型的な忘年会をする所だった。
私が配属していた支社のみの忘年会だったが(50人くらい?忘れた)、その会社の会長も参加することになった。
会長は典型的な女好きで、夜の店はしょっちゅう行くタイプ。
私が仕事中、ランチやディナーで拉致されたこともしばしば。
ディナーの時は上司が必ず同伴していたので、変な目にはあわなかった。
上司「ごめんね。機嫌損ねると面倒だから我慢してほしい…ちゃんと時給つけるから…」と申し訳なさそうに言ってたっけ。
若かった私は、会長とか社長とか無縁な世界にいたから「大人だ!大人の世界だ!」と割と好奇心でついていったし、時給発生した上にタダメシ(゚д゚)ウマーとしか思ってなかったのでそこまで嫌じゃなかった。
実際、学生ではなかなか行けない高級な焼き肉屋とか居酒屋とか、美味しいものをご馳走してもらえた。今思えばアレ経費だったのかな。
うだつのあがらないオッサンの自慢話はつまらないけれど、さすがに会長クラスともなると、自慢話でも面白かったからニコニコ聞いていた。でもセクハラ発言は毎度だった。その度に上司にたしなめられてたような気がする。
そんな私を会長は気に入ったらしい。
で、忘年会当日。
理由は忘れたが、少し遅れて行った。
会場に着いたら席のほとんどが埋まっていた。
アルバイト仲間の女性2人が既に着席していて、彼女らと座りたかったがその周辺も埋まってる。
何故か、アルバイト仲間たちは苦笑いしてる。少し離れた席にいた上司も苦笑いしてる。うん?どうした?
ポツポツと空いてる席は、あまり関わったことがない部署の方々。
えーどうしよーなんて思ってた矢先、
「ねにき、こっちおいで!!」
そう叫んだ相手は会長。上座にいる会長。
え?そこ空いてなくね?というかただのアルバイトが上座??
しかたなく、上座に向かう私。
そこに控えていたのは超上座。
太い梁が影になっていて全く気づかなかったが、1席空いていた…
簡単に図解するとこう。
※◯は人です
長テーブル3箇所、その端の端に追いやられた。
周りは壁と梁と知らないおっさん(たぶん役員クラス)、そして隣には会長。
いつも守ってくれてた上司もいない。
あぁ、それで苦笑いしてたのか…。
偉いおっさんたちの話にもついていけないので、ひたすらニコニコしながら相槌打って、焼酎の水割りを作ったり、鍋をよそったりしてた。なんだこれ。タダキャバか?
今ならもう少し上手くかわせるとおもうが、当時はまだ世間知らずな20歳。
さすがにあからさまなセクハラは無かったものの、一瞬の隙をついてほっぺにチューされた。周りが止めてくれたのは幸い。
2次会(カラオケ)の前に逃げようも酔っ払った会長にがっちり捕まってた。
なんとなく後が怖くて2次会までついていった。
幸い、その頃には会長も泥酔していて逆に動けてなかったので、ひどいことはされず解散。忘年会費も払わずに済んだ。さすがにタダメシ(゚д゚)ウマーとは思わなかったけど…
で、普通ならトラウマになったとか、嫌悪感があっておっさん嫌いになったとか、そういう締めにもっていくのだろう…
しかし逆に、しばらくは触られても平気になってしまった。
元々どこか鈍感なところはあったけど「なんだ、大したこと無いじゃん」という思考に変わってしまった。さすがにほっぺにチューは嫌だけど、それに比べたらマシ。という具合に。
ただ、スキンシップを許してしまうとトラブルを呼ぶと知って、やっと警戒心ついたのは23歳くらいの頃。下心で触ってくるタイプと、ただのスキンシップで触ってくるタイプもなんとなくわかってきたのはまた別のお話。
平気は平気だけど、今はなるべく触らせないよう気を配ってる。そろそろBBAだから必要ないかもしれないが、トラブルを呼ぶくらいなら警戒したほうがいいもんね。
「コイツならやれそう」みないな地味顔だからそういう目にあったのかなと自己分析してる。
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