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neniki log

ねにきの吐き出しブログです。

中学時代の同級生と久しぶりに再会したらマルチの世界に引きずられていたでござる【前編】

これはまだ私がマルチがぼんやりとしかわからなかった昔のお話。
正直体験してしまったことが恥ずかしく、ごく一部の人間にしか話していない。

 

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全編目次

  • 「それはとっても嬉しいなって」

  • 「奇跡も…魔法も…あるんだよ……」

  • 「僕と契約して、スリムビューティになってよ!」

  • 「私なんかでも、本当に痩せるの?こんな身体を変えられるの?」

  • 「あっはっは…ホントだ!その気になれば脂肪なんて、ウフフ…アハハ…完全に…消しちゃえるんだぁ…!!」

  • 「あたしって、ホント馬鹿」

  • 「バックレてしまったわ…円環の理に導かれて」

 

 

「それはとっても嬉しいなって」

当時の私は、職場の人間関係に悩んでいた。
表面上の付き合いはするがどうにも馬が合わずイライラする日々。
 
そんな時に、中学卒業以来会っていなかった同級生から連絡が入った。
名前をめぐみ(仮名)としておこう。
めぐみは中学3年間とずっと同じクラスで、かなり仲良くしていた子だ。
高校入学以降疎遠になってしまっていて、近況は知らずにいた。
 
連絡が入った数日後、地元のチェーン居酒屋でめぐみと再会した。
互いの近況や思い出話に花を咲かす。
そこで職場の人間関係について愚痴をこぼしたりもした。
久々に会えたことが嬉しく、とても楽しく過ごした。
めぐみは今休職中で、次の仕事に就くまでの期間にいろんな人と会っておきたいと言っていた。前職は激務で遊ぶ暇がなかったらしく、納得した。

 

実際、私の他にもいろんな人に声をかけていたようだ。
その日はそんな話をして別れた。
 
 

「奇跡も…魔法も…あるんだよ……」

一週間後、私はめぐみからランチに誘われた。
そこでまた他愛もない話をする。
食事を終え、コーヒーをチビチビ飲んでるあたりで彼女は真面目な顔で語り出した。
 
 
「あのね、私、実は高校生の時激太りしたの…」
 
 
信じがたい話ではあった。
中学時代のごく普通体型から、出るところが出てそのまま大人になったように見えたからだ。
 
 
「恥ずかしくて、成人式も出れなくて…」
 
 
確かに成人式で会うことは無かった。
 
 
「仕事先のお客さんで、美容サロンやってる人がいてね、その人に相談して身体を見てもらって…」
 
 
私自身、下半身が太くコンプレックスがあったので興味深く聞いてしまった。
詳細は省くが、その美容サロンのお客さんにあれこれ手ほどきを受け、良い身体つきになったらしい。
 
 
「痩せてきたあたりから、周囲の対応も優しくなってきてね。あの時、人間関係にも悩んでいたから嬉しくて。そのサロンの社長からも人間関係についてアドバイスもらったりして、少しずつ事が円滑に進むようになったの。少しだけど昇給もしたんだよ」
 
 
と、いかにドン底から上がってこれたかという話をされた。
単純な私は、その苦労話を聞いて同情した。
そんなめぐみの過去話を聞きつつ相槌打っていたところ、
 
 
「ねにき、会うだけ会ってみない?その美容サロンのお姉さんに」
 
 
えっ
 
 
「とても優しくて楽しい人なの!皆でお茶したい!」
 
 
まぁ、お茶ならいいか、と渋々承諾。
この時にやっと違和感を覚えたが、気のせいだと思いすぐに打ち消してしまった。久しぶりとは言え、友人だ。
その時の彼女、とても手際良くそのお姉さんにアポをとっていた。
正直「なんで休日つかってまで知らないお姉さんとお茶しなくちゃいけないんだろ…彼氏(当時の)と遊びたいんだけど…」と思ったが彼女のキラキラ具合を見たら言い出せなかった。
 
後日、私は決断を迫られることになる。
 
 

「僕と契約して、スリムビューティになってよ!」

美容サロンのお姉さんとめぐみと私でお茶をするという名目で、地元駅から数駅はなれた駅前で待ち合わせしていた。
めぐみと合流したところ、お姉さんはすでに待っているという。
「あれ?もうお茶する場所決まってるの?」と疑問がわいたもののめぐみに付いていく私。ちなみに初夏の頃だったので、アスファルトがじんわり暑かった。
 
駅前から徒歩10分くらいだろうか。
汗だくで歩いてすっかり住宅街に入ってしまった。
ドトールやスタバなんてものは見当たらない。
 
 
「ついたよ!」
 
 
案内されたのはこじんまりした建物。例の美容サロンだった…。
私があの時きちんと話を聞いていなかったのか、それとも彼女があえて黙っていたのか分からないが「え!?ココで!?」と反応したのは覚えてる。
彼女はきょとんとしていたから私が聞き漏らしていたのかもしれない。
 
 
「あ!こんにちは〜!!」
 
 
やたらテンションの高い声で迎えられた。
美容サロンのお姉さんはまぁまぁの美人。はるこさん(仮名)としておこう。
美容サロンとは言っても、はるこさんのみで運営している小さなサロン。
他にも店舗はあるらしい。
その日は予約が遅い時間にしか無く、暇だったという。
可愛らしいソファとテーブルが用意されていて、そこでお茶会。
 
自己紹介や他愛もない話をして15分程度だっただろうか、
はるこさんが美容サロンの詳しい内容など話し始めた。
 
お馬鹿な私は興味がわく。
エステ(ダイエット)+美肌ケアをするものと思ってもらっていい。
しかし直接言われていないものの、壁に貼ってあるチラシの金額がどう見ても高い。
3ヶ月の安いコースでも月給以上持っていかれる。
少し帰りたい気持ちでいた。
 
 
はるこさん「今日は、ちょっと体験してみようか!」
 
 
えっ
あれ?あれ?どうなってんの??
あれよあれよとパンいちで施術される私。
今思えば、こういう流れでよくわからないままに若い女の子は(自粛)に売り飛ばされちゃうのかもしれない。わかんないけど。
 
施術はとても痛かった。私の場合、下半身にセルライトが詰まっているから、その辺をごりごり押し出される感じ。
初めてのことで痛くて泣いた(下ネタではない)
施術前と後でサイズを測ってもらっていたんだけど、確かに少し引き締まってる…!
痛かったが、終えたら身体が軽い。これはいいものだ。
 
ひと通り終え、またソファへ着席。
今度はコースの料金案内をされた。
 
 
「で、今の施術がウンタラカンタラ〜サプリメントセットがついてナントカクリームがついてウンタラカンタラ〜のコースだと●十万円で…」
 
 
じぇじぇ!!!!無理!!!!!!
 
 
「でも、めぐみちゃんの知り合いだから20%オフしちゃう!ナントカクリームはやめて、サプリメントも半分にしたら10万円切るね〜」
 
 
じぇ…じぇ…?
気がついたら契約書に名前を書いていた。
 
 

追記